黒部源流釣行2006(その3)

narukawa119

2006年10月02日 20:22

朝の本流、赤木沢方面
翌9月29日(金)、5時30分の朝食時間少し前に目が覚めた。睡眠時間は10時間とたっぷりで筋肉痛以外は万全。
朝食前に顔を洗いに行くと、玄関に既に出かける寸前のフライフィッシャーがひとり。話を伺うと、私達が予定していた下流側から黒部川を釣り上がるとのこと。話をしてよかったー。残念でしたが、私達の予定を変更して小屋から上流側の赤木沢方面へ向かうことにしました。驚いたことにこのフライフィッシャー、2日前、薬師沢小屋に入った初日に5分でいきなり尺を上げ、昨日は赤木沢方面で100匹以上!釣ったとのこと。ひぇ~!しかも朝からドライへの反応があるらしい。去年の経験では昼前にならないと反応がなかったのですが。

それで私達も朝7時過ぎから黒部川本流に入渓したのですが・・・反応がない。
仕方がないのでバーナーでティータイム。ミルクティーを飲んでいると、対岸のバンクにみるみる朝日が差してきました。
9時前頃だったかな?この頃から日当たりの良いポイントでたま~に反応が出始める。でもまだまだ本来の黒部とは言えません。

なんでかな~?Kさんと2人して首を捻りながら昼食。
この辺りまで来ると、小屋から上流側へかなり上がってきています。昼食を終え、再開してみると・・・ハレ?急に反応が出始めました。もしや、時間帯よりも距離の問題かな?小屋近くはスレている?

小屋からやや上流側の渓相
そこそこの大きさのプールが次から次へと現れます。そのひとつ一つで進めなくなってしまいます(笑)
フライは、ピーコックボディのブラックパラシュート、普通のブラックパラシュート、イワイイワナ、全てOK。ここまで反応が良いと黒以外が使えなくなってしまって・・・特にピーコックボディが良かったです。




大きなプールで26cm、25cmを上げてもまだまだ終わらない。だんだん上流側へフライをずらしていく。ほとんど飛沫の上がらない、かなりおとなしいライズにロッドを合わせると・・・、ヒット!20m程先で魚が反転するのが見える・・・これまでよりデカイ!ロッドを通して伝わる感触もちょっと違う。デカイぞっ!っと気合が入った瞬間、終わった・・・
フライは無事。フッキングが甘かったようです。ドラグの影響か、合わせのタイミングが悪かったか・・・くぅっっ!

黒っぽいイワナ、大岩の陰にいるタイプに多い
 
途中、2箇所でそれぞれ明らかに尺オーバーのイワナを見つけました。深さのある岩陰に定位していて、とっかえひっかえ、ごついショットを噛ませてニンフも試したものの、全く反応なし。イブニング以外は厳しいのでしょうか。見えてる魚は釣れませんね~。

この日最大の26cm
午後4時になり、夕食時間(5時30分)に間に合うよう、後ろ髪を引かれる思いで小屋に引き返しました。赤木沢の出合いまでたどり着けず、まだまだ上流にはプールもあったんやけど。

アベレージサイズは22、23cm程度でしょうか。時折25cm近くが混じる程度。数は、20を超えるまでは数えていたのですが・・・一つのプールで何匹もバタバタと連続で釣れたりして・・・30は確実に超えているはずです。

尺は出なかったな~。あのバラシたやつがどうだったか・・・悔しいです。

この夜、下流のA沢方面に行った例のフライフィッシャーさん、暗くなった6時30分過ぎにようやく山小屋に戻ってきて、小屋のおじさんに叱られていました。遭難の心配があるんですね。
みなさん、山小屋は(夕食を頼んでなくても)暗くなる前に戻ってきましょう。
しかし!このフライフィッシャーさん、今日も59匹!釣って、最高は29.5cmだったとか。恐るべし。
ちなみに尺を上げたフライはソラックスダンだそうです。

今夜も、缶ビール飲んでバタンキュー・・・
翌日は、再び薬師沢出合いで釣ってから下山する予定。

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