さてこの戦友5人組。個人的な戦いとは別に、主要な5つのイクサで、責任イクサをそれぞれ決め、5人それぞれ持ち寄った◎(もしくは意図的な▲、その他モロモロ)を、責任者が意のままに購入するという試みをしています。
前回、わたくしは責任イクサで、そんときはどう考えても自身の自信の◎がテッパンにしか思えなかったため、他の4人のヒモにナガスという戦術に出て、結果、他の4頭のうちの2頭で1着、2着が高ハイトウで決まるという、とんでもない失態をしでかした、真にニガイ経験がトラウマとなって残っておりました。(一生モンの酒の肴と言われておりまする。)
それゆえ、祭典の部はこのところ絶好調の若い衆にお譲りして、わたくしは準れーす、目黒キネンを気楽に担当するという5番打者DH松井(それでも松井にたとえるか?)のような役目を任せられるという、何とも順当な分担になっておりました。
いかんいかん、話がそれる。わたくしのことはどーでもいい。
さてさて、メインの祭典れーす。
5人組の最年長、元上司どのがのたもうた◎は、先のイクサで惨敗しており、わたくしのような小心者には理解できず「マジっすか?」と叫んでしまうものでしたが、普段の上司どのの戦術を知る我々としては何となく納得してしまう、そんな予想でござった。
小心者のわたくしは、それでも勇気を振り絞って世間一般で3人に1人くらいしか、それもせいぜい×をつける、そんなウマ。(なぜかチューニチスポーツのクサノさんが◎を付けていたので勇気百倍ではあったが・・・)
わたくしと同期は、これまた驚愕の予想。わたくしには到底理解できない。「そんなんくるかー?」と思ったが決して口にだしてはいない。
若い衆の1人だけがようやく可能性があるやと思われた。
残るこのメインの責任者であるもう1人の若い衆。こやつは賢かった。「この4頭がそろったかくなるうえには、自分まで暴走しては・・・」と考えたらしい(購入後にそう聞いた)。それゆえ1番人気を持ってきた。
そしてこの責任者の戦術がすごかった。5頭でウマタンとサンレンプクの全通りと来た。見事な策士である。
発走の時を迎えると、本来の戦場から遠く離れた地での観戦にも関わらず、大画面で高らかに鳴るファンファーレに反応しこの地にも手拍子が巻き起こる。
高まる興奮、そして期待。
ゲートが開いた!
小心者のわたくしは、小心者であるがゆえに自身のウマしか見えていない。そのウマは本来、最後の直線で後方からブッ飛んでくる、そんなタイプであるはずなのに、早々に前の方に位置しているではないか・・・おいおーい!まってくれー。待つ(立つ)んだジョぉー!
(めんどくさいんで中略)最後の直線に入った。
そのウマは前から5、6頭目。位置取りが前過ぎたのか、キシュのムチに本来の切れ味はないものの、じりじりと進出してくる!
そうだ、そうだ・・・
しかし、より前方にいたウマが意外に粘っとるではないか・・・
と、そこに視界の外、後ろの方から何かがブッ飛んできた。断じて言うがオレのウマではない。オレのウマが果たすべき役割を別のウマが!そいつは1番人気のウマだ!
1番人気は突き抜けてよろしい!そしてオレのウマよ、差せ!差せ!差すんだジョぉー!(しつこい?)
と気張っていたら、より前方にいたウマが粘ってするすると2着で入線してしまった。
「2着は何番だっけ?」 「んー、たぶん7番」
「・・・・・・・もしや、元上司どののウマ?・・・・・3着も当たってるよ・・・・」
人気薄が2着に入ってすごいことになってしまった。しかも、1イクサでウマタンとサンレンプクの2つも大当たりではないか。帰りのビールがうまかったのは言うまでもない。家族の土産に普段はとても手が出ないエキナカ・スイーツまで買うことができた。
あ、そうだ。わたくしの責任イクサ、目黒キネンは、トラウマの呪縛から手広くナガシた結果、当たりマケという、また新たなトラウマをこしらえてしもうた。
あなたにおススメの記事