雨の中、白泡の下から、ドカン!
国土地理院の地図を目を凝らして探し当てた渓だった。
目指した最上流部は、禁漁になっていた。仕方なく、車でしばらく引き返して入渓したが、入りやすいポイントのためか、反応が乏しかった。
隣の支流も覗いてみたが、予想以上に細い流れで、しかもかなり増水していた。
最初の渓に戻り、もう少し上流側で道路脇に入渓点らしきところを見つけ、渓に向かった。初めての渓で、人が歩いた微かな形跡しかなく、ほんとうにここから渓に辿り着くか不安が募った。
ところが、思わぬスムーズさで渓に降りた。
下流側よりも反応が多かった。しかし、天気予報通り、昼ごろから雨が降り出していた。
ようやく1匹、そして2匹とネットに入れた。ようやく一息ついていた。
不用意に近づきすぎたのか、何気ない小さな筋からデカイのが走った。
と、Y師匠が根がかりしたようだった。「デカイの~!」と冗談を言った(笑)
師匠が根がかりしたフックを外そうと動き出したように見えた。ところが、本物のイワナがかかっていたようだ。
いったいぜんたい、どうなったらそうなるのか、私にはさっぱり分からなかった(笑)
その後のポイントだった。
この渓にしては稀な深さがあった。後で気が付いたのだが(汗)、木の枝が何本も覆いかぶさっていた。
下(下流側)から順に攻め、あまり釣れたことがないので普段狙わない白泡の上にフライを置いた。
白泡の切れ目の少し上流側で、
デカくて黄色いものがふわりと動いた。
フライを口に入れるところは見えなかったが、思わず手が動いた。
グンとした感触が手に伝わった。
直ぐに走らなかったので、自分から下流側に走ってテンションをキープした。渋谷直人さんみたいだった(爆)
相手は体制を立て直したのか、ぐいぐいとすごいトルクで上流へラインを引っ張って行った。
踏ん張るとティペットが持たないと感じて、今度は上流へ走ることになった。
耐えた後は、落ち込みから下流側へ引っ張り出し、ようやく姿を目にすることができた。
D90,Ai Micro-Nikkor 55mm f/2.8S,F4.0,1/50,ISO200
田口トモロヲ調は疲れました(笑)
普通に晴れた日に釣りがしたいですね。この日も雨ばっかり。新調した夏用のレインウェアが早速活躍してくれました。
この日のヒットフライ、グースバイオット・パラシュート。
フック:MARUTO d04 #12
ボディ:グースバイオット ライトダン(同色系のダビング材で下巻き後にグースバイオットを巻く)
テイル:エルクヘア ブラック
ウイング:ハックル シルバーバシャー
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