苦戦のち、いい旅

narukawa119

2011年06月20日 22:14

白馬という響きに多くを期待しすぎたのかもしれません。

スキー以外では、初めて訪れた街。もう20年近く前だったか。

あれ~、こんな風景だったけな。

豊科から1時間あまりの道中の風景は、記憶とマッチしないなぁ。夏と冬の違いもある。

スキーの旅と釣りの旅とで見える風景は、多分違うんやろな。

白馬は釣行情報が少ないっすね。国土地理院のHPで見ると、白馬の渓もご多分に漏れず、堰堤がめちゃくちゃ多い。堰堤が少ない、もしくは堰堤間にそれなりに釣りができそうなポイントを探して、候補を絞ってあった。

姫川水系の支流、中谷川。小谷(おたり)温泉の上流を狙う。さらに支流の沢へ向かう林道は、豪雨の影響で通行止め。しばらく歩いた。

それらしい入渓ポイントが見当たらん。えーい、いつもの沢伝いや。

結構な傾斜。おーこわ。でも、ウハウハが待ってるもんね。

・・・というのは、やはり甘かったかな(汗)先行者がワンサカいたみたい。きれいさっぱり反応がない。

林道へ戻る上りは当然ながら強烈。同行者が山の子供では漁師町の子供はついてけへんわ(笑)ヒーヒー言いながら、どうにかこうにか上がった。

昼は途中にあったそば屋へ。「蛍」さん。雰囲気がすごくいい。おしゃれ。でも高すぎるよなぁ。

雰囲気は良い。

D90,Ai Micro-Nikkor 55mm f/2.8S,F2.8,1/30,ISO200

午後は白馬に戻り、姫川源流部へ向うも、大雨+先行者の足跡だらけで太刀打ちできず。

あーあ、白馬に来て「ボ」すか?

白馬の「源泉の宿まるいし」さんは、すんごくよかったす。お値打な料金。料理は地元の素材を手をかけて、宿の方の接遇は自然。

翌日。「ボ」に打ちひしがれ、いきなりというかあっさりというか、白馬を出て乗鞍高原温泉へ向かう。

途中で、20年振りのお約束。大王わさび農園で、わさびソフトクリーム。いやー久しぶり。うまい。





乗鞍高原のペンション街に着いてはみたものの、遊魚券を売っている店を探してうろうろ。情報もなんとか券を購入できた旅館で聞いてはみたものの、よーわからん。

前川に入ることにするが、ここも林道からえらく下の方に川があるようだ。ちゅうのも、そもそも林道から見えない。えーい、ここらから入ったれ、とガケを強引に降りること2回。

2回とも、渓にたどり着けず・・・いやー、降りきれずに、這いつくばって林道に戻るってしんどいわ。もう泣きそうになりましたわ。2回もね(汗)

長野まで泊まりで釣りに来て、1日半も「ボ」すか?

泣きそうになりながら、同行者が発見した入渓点から小大野川(とおぼしき渓)に入る。と、途端に反応。1日半の「ボ」状態の後だったので、嬉しかったす。



乗鞍高原のイワナ。晴れ間もようやく顔を出し、写真もなんだか明るい(笑)

D90,Ai Micro-Nikkor 55mm f/2.8S,F4.0,1/50,ISO200

ポンポンと反応があり、2時間ほどですが、満足、満足。終わりよければすべて良しとな。

釣果はなんだか複雑な結果となりましたが、20年振りの白馬、悪戦苦闘、5回目になった年に一度の釣り仲間との旅。結果ではなくプロセスが旅のだいご味なんだなぁ、と実感しました。


この日のヒットフライ。インチワーム。

フック:MARUTO c46FWBL-4XF #12
アブドメン:Danville's 6/0 200yds(waxed)
ソラックス:ピーコック・ハール
ハックル:ダーク・ダン

ガケを上り下りする際に、何度かウェーダーに小さな尺取り虫がくっついていたので、使ってみたら大正解。
アダムスから替えたら、激しいライズで喰いついてきました。ワームがいる渓では、恐ろしく良く効きます。

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